漢方のお話その11 風邪に効く!漢方的レシピ

風邪の基本的対策

 

風邪は、空気が乾燥する季節に鼻やのどの粘膜の抵抗力が落ち、ウイルスに感染しやすくなることでひきます。

漢方では、のどの粘膜が乾燥し、炎症を起こして引く場合と、首の後ろや背中から寒気が入り込んで引く場合とに分けて考えます。

いずれにしても、カゼはひきはじめが肝心です。

頭痛、悪寒、発熱ではじまる場合は、体を温めて発刊を促します。食材としては、ショウガやネギやクズが効果的。一方、寒気がなく、のどの痛みから始まる場合はダイコンやナシなどでのどの粘膜の炎症を抑えます。

風邪に効くレシピを二つ紹介します。

 

 

◎初期のカゼに特効なレシピ◎

〈長ネギとショウガのみそ汁〉

ネギもショウガも体を温め、発汗を促す食材です。

風邪をひきやすい時期は常食するとよいでしょう。

 
材料(二人分)

・長ネギ・・・・・・6cm

・ショウガ・・・・・1かけ

・だし汁・・・・・・400ml

・みそ・・・・・・・30g

・すりゴマ・・・・・小さじ1

 

作り方
  • 長ネギは斜め切り、ショウガは千切りにする。
  • 鍋にだし汁を入れ、沸騰したら①を加え、再び沸騰したら火を止めみそを溶き入れる。
  • 器に盛り、すりゴマをかける。

 

効能

ネギ・ショウガ(発汗+体を温める)

 

 

風邪の予防には

風邪の予防には首元をマフラーなどで保温すること、上背部をセーターやベストなどで冷やさないようにすること、発汗を促す食材(長ネギ、ショウガ、クズなど)を摂ることが大切です。

 

 

 

◎こじれたカゼに◎

〈鶏肉とニンニクのみぞれ鍋〉

カゼがこじれて食欲がなく、体力が落ちているときに。

 

材料

鶏もも肉・・・・・・・・80g

・ハクサイ・・・・・・・・1/10株

・ショウガ・・・・・・・・1/2かけ

・ニンニク・・・・・・・・1かけ

・水・・・・・・・・・・・400ml

しょう油、塩・・・・・・各少々

・卵・・・・・・・・・・・1個

・ダイコンおろし・・・・・5㎝分

 
作り方
  • 鶏もも肉は一口大に切り、ハクサイはざく切り、ショウガは千切り、にんにくは薄切りにする。
  • 鍋に①と水を入れ、沸騰したら中火で煮込む。
  • 具罪に火が通ったら、しょう油、塩で味を調える。
  • 最期に溶き卵を加えてひと煮立ちさせ、火を止めて大根おろしを加える。

 

効能

鶏肉(胃腸機能を補う+体力を養う)/ショウガ(体を温める)/ハクサイ(のどの渇きを抑える)/ダイコン(消化促進)/ニンニク(体を温める+体力を養う)/卵(体力を養う)

 

いかがでしたでしょうか?風邪は万病の元。普段の食事からしっかり予防して冬を乗り切りましょう!

 

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【漢方のお話】水分(ガス状)が滞留する「湿」タイプの症状と対策

出やすい症状

・筋肉痛や関節痛を起こしやすい

・残尿感がある

・便意をもよおしても排便がない、出ても少量を頻繁に繰り返す

・腹部膨満感がある

・食欲不振がある

・冷たい汗をかきやすい

・手足の倦怠感がある

・ジュクジュクした湿疹ができやすい

・ゲップやおならが多い

・排尿困難や残尿感がある

・お腹が張っている

 

概ね4つ以上あてはまれば湿タイプに属すると考えてよいでしょう。

 

湿タイプに向く食材

アズキ、オオムギ、黒マメ、ハトムギ、セリ、セロリ、バジル、チンピなど

 

☆湿タイプの人の生活アドバイス

お腹にガスが溜まりやすい人はヨーグルトや豆乳、サツマイモ、ヒジキ、カボチャ、ゴボウ、マメ類などの多食は避けます。筋肉や関節がだるくなる人は、肌を外気にさらさないこと。パジャマも半袖・半ズボンなどは避けます。冷たいものと油ものをいっしょに摂らないように。ガスが発生しやすくなります。

乾燥しやすい津液不足タイプの症状と対策、向く食材

津液とは

津液(しんえき)は、津(陽性の水分、清んで粘り気がなく、主として、体表を潤し、体温調節に関与し、汗や尿となって体外へ排泄される)と液(陰性の水分、粘り気があり、体内をゆっくりと流れるもので、骨や髄を潤す。体表部では目、鼻、口などの粘膜や皮膚に潤いを与える)で構成される体内の水分の総称である。源は飲食物で、に入って、水様のものが分離されて作られる。

 

(中焦)、(上焦)、膀胱(下焦)と関係が深く、脾胃は、水穀から津液を分離して、脾の働きでこれを上部の肺へ送り、肺は、胃から送られた津液を全身へ布散し、腎は、全身に輸布された津液を管理して、不用のものを膀胱に貯めて尿として排泄する。

津液 - Wikipedia

 

津液不足タイプの症状

・肌が乾燥しやすい

・肌がかゆくなりやすい

・尿量が減少した

・髪がパサつく

・目のくぼみ・乾燥

・声がれがある

・便秘がある

・口や唇の渇きがある

・のどがはれやすい

・鼻が乾燥しやすい

・舌が赤くて苔がなく、乾燥しやすい

・のどカゼをひきやすい

 

概ね4つ以上あてはまれば津液不足タイプに属すると考えてよいでしょう。

 

津液不足タイプに向く食材

ゲンマイ、豆乳、キクラゲ(白)、ダイコン、トウガン、ユリ根、イチジク、カキ、スイカ、スモモ、ナシ、マツノミ、レモン、牛乳、ハチミツ、ハマグリ、アサリなど       

 

☆津液不足タイプの人の生活アドバイス

乾燥の強くなる秋から冬はとくに気をつけましょう。呼吸器系を乾燥から守るにはマスクをしたり、マフラーなどで首を保温します。また、スモモやナシなど津液を補う食材を摂りましょう。ダイコンを生食するのは効果が高いです。肌の乾燥にはゲンマイや白キクラゲを。夏場の汗のかきすぎにはレモン、あさり汁、スイカが有効です。

 

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【漢方】貧血・冷え・月経困難など 血虚・瘀血・出血の症状と対応

 

血虚タイプ

・めまい・立ちくらみを起こしやすい

・目がかすむ

・動悸がする

・貧血を起こしやすい

・全身の倦怠感がある

・インポテンツ

不妊

・皮膚につやがなく、ガサガサしている

・爪がもろい

・顔色が悪い

・寒がりである

 

概ね4つ以上あてはまれば血虚タイプに属すると考えてよいでしょう。

 

血虚がイプに向く食材

キンシンサイ、レンコン(煮)、ハスノミ、ゴマ、プルーン、ナツメ、リュウガン、牡蠣、ブリ、牛肉、鶏肉、レバーなど                           

 

血虚タイプの人の生活アドバイス

無理をせずに、自分のペースで生活するように心がけましょう。また、牛肉や鶏肉、ゴマなど、栄養のある食材、補血作用のある食材を選び、三度の食事はしっかりと食べるようにします。エネルギー源が不足しているのですから、体を冷やすことは厳禁です。月経過多などの原因は早く治療するようにしましょう。

 

瘀血タイプ

・皮膚が黒ずんでいる

・手足が冷えているのに頭がのぼせる

・めまいを起こしやすい

・頭痛を起こしやすい

・肩こりになりやすい

・痔がある

・月経不順がある

・あざができやすい

・吹き出物ができやすい

・頭部や上半身に汗をかきやすい

・月経痛や月経時にイライラがある

 

概ね4つ以上あてはまれば瘀血タイプに属すると考えてよいでしょう。

 

瘀血タイプに向く食材

ニラ、シナモン、サフラン、ベニバナ、セリ、セロリ、キクラゲ(黒)、レンコン、ハトムギアロエなど                                  

 

☆瘀血タイプの人の生活アドバイス

瘀血になりやすいチョコレートなどの甘いものや辛いもの、モチ米、エビ、カニ、魚卵、などはできるだけ避けます。また、便秘をしないように、食物繊維の多い食材を選びましょう。特に足元の冷えには注意が必要で、夏でも靴下をはくなどの気を使うことが大切です。また、夜はしっかり寝るようにしてください。

 

出血タイプ

・吐血することがある

・鼻血がでやすい

・下血することがある

・痔出血がある

・月経過多である

・腸内出血がある

・不正出血がある

・貧血を起こしやすい

・血が止まりにくい

・その他各種の出血性疾患がある

・手術や出血の多いけがの跡である

 

概ね4つ以上あてはまれば出血タイプに属すると考えてよいでしょう。

 

出血タイプに向く食材

キクラゲ(黒)、ホウレンソウ、セリ、セロリ、レンコン(生)、レバーなど

 

☆出血タイプの人の生活アドバイス

まずは、出血の原因となっている疾病がある場合はそれを治療することです。止血作用のあるセリ、セロリ、キンシンサイ、黒キクラゲや血を補う効果のあるゴマ、プルーン、ナツメ、リュウガン、牡蠣、ブリ、鶏肉、レバーなどを多く摂るように心がけましょう。体を冷やさないようにすることも大切です。

 

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めまい、不眠、動悸など 気逆タイプの症状と対処法

気逆タイプ

・めまいを起こしやすい

・眠れないことがよくある

・動悸がする

・のぼせやすい

・イライラしやすい

・突き上げるような咳をしやすい

・頭痛がある

・ゲップをして、吐き気を起こしやすい

・小児でひきつけを起こしやすい

・カッとしやすい

・落ち着かない

 

 

気逆タイプに向く食材

シナモン、シソ、カモミール、茶、サフラン、バジル、ペパーミント、ローズマリーなど                             

 

☆気逆タイプの人の生活アドバイス

常に気持ちを落ち着けることが大切です。音楽鑑賞、お香、ハーブティーなどで生活にリラックスタイムを意識して取り入れましょう。辛いものや甘いもの、アルコールの多飲食はNGです。また、首と足を冷やさないこと。半身浴はおすすめですが、湯冷めしないように。夜の12時から3時は必ず睡眠時間に組み込むようにしましょう。

【漢方】貧血・冷え・月経困難など 血虚の症状と対応

当院スタッフによる漢方のお話、今回はめまいや動悸が起こりやすい血虚の対処法についてお伝えします。

 

血虚タイプ

・めまい・立ちくらみを起こしやすい

・目がかすむ

・動悸がする

・貧血を起こしやすい

・全身の倦怠感がある

・インポテンツ

不妊

・皮膚につやがなく、ガサガサしている

・爪がもろい

・顔色が悪い

・寒がりである

 

血虚タイプに向く食材

キンシンサイ、レンコン(煮)、ハスノミ、ゴマ、プルーン、ナツメ、リュウガン、牡蠣、ブリ、牛肉、鶏肉、レバーなど                             

 

血虚のタイプの人の生活アドバイス

無理をせずに、自分のペースで生活するように心がけましょう。また、牛肉や鶏肉、ゴマなど、栄養のある食材、補血作用のある食材を選び、三度の食事はしっかりと食べるようにします。エネルギー源が不足しているのですから、体を冷やすことは厳禁です。月経過多などの原因は早く治療するようにしましょう。

 

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気滞タイプの症状と対処法:不安になりやすい、喉が詰まった感じがする

当院スタッフによる漢方のお話、3回目は、ストレスに弱く不安になりやすい気滞タイプの対処法についてお伝えします。

 

気滞タイプの症状

・頭や胸にもやもやした感じがある

・神経質で不安になりやすい

・胸が詰まったように感じる

円形脱毛症になりやすい

・ストレスに弱い

・吐き気をもよおしやすい

・神経性の膀胱炎になりやすい

・のどに何かつまった感じがして咳払いをよくする

・独り言が多い

 

概ねチェックが4つ以上あれば気滞タイプと考えてよいでしょう。

 

気滞タイプに向く食材

キンシンサイ、ラッキョウ、シソ、ウイキョウカモミール、シナモン、サンザシ、サフラン、バジル、チンピ、ペパーミント、レモンバーム、ハッカクなど           

 

気滞の人の生活アドバイス

あまり小さいことを気にせず、ストレスを溜めないこと。旅行やウォーキング、スポーツなど体を動かすことは「気」を動かすことにつながり、ストレスの解消になります。自分のための時間をもつようにするのも大切です。体を温める食材を選び、とくにお腹にガスが溜まりやすいイモ類やヨーグルトなどは避けるようにしましよう。

 

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