ストーリーで学ぶ不眠症

 

「仕事のプレッシャーで眠れない」会社員30歳女性

不眠の始まり

社会に出て7年目。携帯電話のカスタマーサポートの仕事をしており、最近では責任ある仕事を任されるようになりました。派遣社員をまとめるリーダー的役割をしています。

お客様からのクレーム対応や、思うように部下をまとめられないこと、そして毎日の勉強会で覚えることが大量にあることなどで精神的にも追い詰められていました。

リーダーになってから少しずつ夜布団に入ってもなかなか寝付けなくなりました。「明日またクレームが来たらどうしよう」「最近思うように仕事がはかどらない」という事が気になり熟睡できません。やっと寝付いたと思っても1時間おきに目が覚めてしまうこともあり、朝も早く目が覚めるようになりました。

仕事に行くと体がだるく、うとうとしてしまうこともあります。最近同僚に顔色が悪いといわれることも増えました。集中力がないので簡単なミスを繰り返すようになり、上司に呼び出されることもありました。

 

病院へ相談に行く

職場の同僚に夜眠れないことを相談したら、一度病院に行った方がいいよと言われたので勇気を出して病院に行きました。精神科の医師に相談すると、軽い睡眠薬抗うつ剤をもらいました。先生には「ストレスを減らすことが一番」だと言われましたが、仕事を辞めるわけにはいきません。薬を飲むようになってから完全にではないですが、少しずつ夜眠れるようになり、体も少し楽になりました。

上司に体の調子があまりよくないことや、夜眠れていないことを相談し、業務を減らしてもらいました。今はリーダーを外してもらい、楽な仕事にしてもらっています。一時期はもう仕事を続けられないのかと悩んだ時期もありましたが、なんとか仕事にも行っています。

なんとなく精神科に行きづらく、病院に行くほどでもないと思っていましたが、早く行っておけばよかったと思っています。

 

コメント

慢性的なストレスによって眠れなくなった、よく見られる不眠症のケースです。このケースのように抑うつ症状も出ている時には、睡眠薬以外に抗うつ薬が処方される場合があります。再発を防ぐためには、ストレスを減らす以外に、夜中にスマホやパソコンを見ないようにする、睡眠を促すメラトニンの材料であるタンパク質やビタミンB群などを積極的に補充するなどの対策も合わせて行いましょう。また、他に不眠の原因になるような病気がないかどうかの確認も必要です。

 

不眠症チェックリスト 

  • 布団に入ってもなかなか寝付けなくなった
  • 朝起きても眠りが浅くゆっくりと眠れたような気がしない
  • 仕事をしていても集中力が続かず、仕事に支障をきたしている
  • 朝早く目覚めることが多く、その後眠ることができない
  • 睡眠不足のため体がだるく、頭痛、肩こり、胃の不快感などがある
  • 睡眠不足のため気分がふさぎ込んだり、イライラすることもある
  • 眠りにつけても夜中に何度も目が覚めてしまうことがある
  • 睡眠不足のため昼間の間いつも眠くてしょうがない
  • 眠る時間が近づくと、今日もまた眠れないのではないかと不安になる

 

このような症状がみられたら、お気軽に当院へご相談ください。丁寧に診察をし、できるだけ薬を使わないで不眠を治す方法をご提案します。

  

brain-care.jp

 

過去記事:

brain-care.hatenablog.com

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