物忘れのいろいろ(1) 加齢による物忘れ

調べてみると、同年代と比較して、特に劣っているところはないのに「物忘れが気になる」という方がいます。

こういった人は、「過去の自分と比較して記憶力が落ちた」というケースが多いようです。

記憶力が加齢に従って徐々に低下してくるのは仕方ないのですが、40〜50代になってくると元々頭が良かった人は能力の低下が気になってしまう傾向があります。能力の高い人はあらゆることを自分の脳に記憶させて処理しているので、若い頃と同じことができなくなってくると余計に気になるのでしょう。

 

ただし、「日常生活は問題ないが、物忘れの自覚症状がある」という状態は認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)とも考えられますし、その場合は放置すると約50%が認知症に移行すると言われています。

また、血液検査など各種検査を行なってみると、認知症の発症リスクとなる糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病や、高ホモシステイン血症、ビタミンD低値などが見つかることがあります。

その場合、これらの危険因子を改善することによって、将来の認知症発症のリスクを下げることが可能になります。

 

記憶力の低下をメモやTO DOリストなどを活用して補ったり、優先順位の低いことは誰かにお願いしたりすることも良いでしょう。

パソコンやスマホが普及したため、脳を活用する機会が減ってしまっていることも原因かもしれません。身近な人の電話番号や住所はできるだけ覚えるようにしたり、暗算や漢字の書き取りの練習をしたりすることも記憶力の維持に有効です。

 

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